魚類が病気になった場合

展示されている魚類を病気にさせないことが、飼育員の重要な仕事です。しかし、時には病気になることもあります。治療の甲斐なく死んでしまうこともあります。そんな時は、どうするのでしょうか。

  • 展示魚類が大水槽で死亡した場合、どのような原因で死亡したかを確認します。他の魚類にも伝染する病気の場合、すぐに対処しないと他の健康な魚類にもうつってしまいます。 体表に寄生虫が付いていないか確認。 淡水浴を行い寄生虫が確認されれば、 顕微鏡で種を同定し、薬を撒布します。白点病などの場合には、鰓や体表から組織を取り、顕微鏡で確認を行う
  • 薬は、硫酸銅の場合1tに対し1gを基準に撒布します(1ppm)。大水槽の水量は約1360t (濾過槽を含む) ですので、 1360gを1日1回、3日間水槽にまんべんなく撒布するため、ジョウロを使用します。
  • 水槽に薬を撒布した場合や、魚類が死亡した場合、新しい魚類が搬入・搬出された場合には、しっかりと記録を取り後に使う資料を作成します。

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