オロシザメ(Oxynotus japonicus)は、オロシザメ科に属するサメの一種。生体はほとんどわかっていない。日本、台湾、インドネシアでの生息が確認されている。最大で64.5cmに達し、体色は暗褐色で皮膚は非常に粗い。
日本の魚類学者、矢野和成らによって静岡県の戸田村の郷土造船資料館の展示物であった個体をもとに記載され、オロシザメの存在が公となった。この個体は、駿河湾戸田沖水深225~270mの底引き網漁によって得られた。しかし、生体ではなかった。
世界で初めて生きた個体を捕獲したのは横須賀永井漁港のはじめ丸。水揚げされた際、連絡を受け現地に向かった。その希少性ゆえ、各メディアで紹介して頂きました。
マルセ丸 船長・原田唯夫さんは、葉山沖の水深360m砂地に多く生息すると仰っていました。
翡翠のようなエメラルド色の眼はタペータム構造で美しさが印象的です。
オロシザメX-ray 協力 日本大学